水彩画と水彩イラストの違いは?
こんにちは、
よくわかる水彩画&水彩イラスト教室(岐阜・愛知・三重)のAiryです。
(★水彩画&水彩イラスト教室の画像や写真はHPでみられます)
当たり前のように使われているけれど、実際はなんとなくのイメージだったり。
水彩に関連する用語には、そういうものがけっこうあります。
今回は、「水彩画、水彩イラスト」について解説していきます。
水彩画、水彩イラストとは
水彩絵具(絵の具)を使って描く絵、描かれた絵のことをいいます。
絵具(絵の具)には、透明水彩、不透明水彩、学童用などがあり、
いずれも水で溶いて使うのが、基本的な方法となります。
水彩というと、にじませたりぼかしたりといったイメージが強いですが、
それらを使わない描法も多くありますし、
油絵のように、こってりと色を重ねて塗る方法もあります。
このブログおよびわたしたちの教室サイトでは特に注釈がない限り、
透明水彩を使っています。
水彩画、水彩イラストの違いって何?
実際には様々な解釈や議論があるのですが
まずは一般的な感覚で
・おお、本格的な絵っぽいぞ ⇒水彩画
・モチーフに忠実っぽいぞ ⇒水彩画
・イラストっぽい ⇒水彩イラスト
ぐらいの捉え方でよいかと思います。
ぱっと見た感じで
「画っぽいから画」「イラストっぽいからイラスト」みたいな感覚で
ほぼ間違いないかと思います。
※厳密に言えば、「画と絵の違い」「絵とイラストの違い」には
様々な解釈や定義があります。が、その言葉通りにいかない点も多々あり、
また、言葉遊びのようになってしまっていたりなど
はっきりとした線引きをするのは難しいというのが実際のところです。
わたしたちの場合は
ちなみにわたしたちの場合は、popな感じやcuteなテイストのあるものを
水彩イラストと呼ぶことが多いですが、
あまりはっきりとした区分けをしていません。
なぜなら、完成した絵の雰囲気だけでなく、技法自体にも
「なんだか水彩画っぽい感じになる技法」とか
「なんだかイラストっぽい感じになる技法」とかあるような
感覚がわたしたちにはあるのですね。
だから、かわいらしいタッチの絵でも、思わず「これぞ水彩画!」と
言いたくなるような技法を使っている場合もありますし(笑)、
リアルタッチの絵でも、かなりゆるい技法を使っている場合もあります。
どうでもいい話ですが、わたしたちはそれらの技法を
「画っぽい技法」「イラストっぽい技法」なんて呼んだりしています(笑)。
おまけの話 ~気をつけたいこと~
余談ですが、絵を描く人の中には「私の描く絵は水彩画だ!」という感じで
自分のジャンルを定義をしている人がいます。
「画」であることにプライドを持っている人もいます。
そういう人に、うかつに「ステキなイラストですねー☆」と言ったりするのは
タブーです。場合によっては、すごく怒られることもあります。
いくら見た感じで「イラストっぽい」と思ったとしても、
本人に言う場合は、必ず相手の使っている名称にあわせましょう。
こういうのは、絵画だけの話ではないと思います。
違う名前で呼ばれたらいい気がしないことって誰でもありますよね。
自分が「たいした違いではない」と思っていることでも
相手にとってはすごく大きなことかもしれません。
常に、相手の使っている名称にあわせて呼ぶようにすると、
それを気にする人の時も、気にしない人の時も安心です。
ちなみに、わたしたちの場合は、
画でも絵でもイラストでも好きな呼び方をしてもらっていいです(笑)。
みなさんと描きたいもの、いっぱいあります。
どの月からでもはじめられる水彩教室、参加受付中です。